読書メモ:99.9%は幸せの素人

■背景

多くの人は幸せについて知っておくべき知識をしらないから、本来の幸せを取り逃している可能性がある。よくある「幸せの思い込み」を覆す新常識を授けてくれる。例えば、「一日一善」はよいことだといわれているが、それでは私たちは幸せを感じにくい。また、20代と60代の幸福度はほぼ同じで、80代のほうが20代より幸福度が高いというのだ。

では幸せになるにはどうしたらいいのか。

本書はこの疑問に対して、お金、結婚、仕事など、各方面から具体的な「行動レシピ」が散りばめられており、「やってみよう!」と読者の背中を押してくれる。

■まとめ
1.多くの人が、思い込みにより、頑張りや努力を重ねても幸福から遠ざかっている可能性がある。そこで「幸せになるための正しい知識」と、それに基づいた行動が重要となる。

2.お金については、稼ぐことよりも使い方に工夫をする。一番、幸福度に寄与しているのは結局人間関係。人との温かいつながりをどうつくり出すか。

3.一番人生で関わり合いの深い仕事時間を幸福にするために、(難しくても)仕事の意味を拡大解釈して、あらたな意味付けを行う。
そして、素敵な人(男女問わず)と出会える場として捉え直す。

年収と幸福度の相関関係は大きくはない。

・カーネマン教授は、「人は収入が増えれば増えるほど幸せになる」と述べている。

ただし、それが成立する限界は、年収800万円だという。800万円付近を境に、それ以上収入が増えても幸福度はほぼ変わらない。

<お金>

・ある研究では、年収が2倍になったとしても幸福度は、平均9%程度としか上昇しない。では、お金を通して幸福度を高めるにはどうしたらよいのか。

→お金については、稼ぐことよりも使い方に工夫をする。

モノより、経験や体験にお金を使うほうが、幸福が長続きする事実。
では具体的に、(科学的に証明されている)幸福がたかまる経験とはなにか?

  1. 世の中とのつながりが実感できる経験
  2. 「繰り返し語ることができる」思い出となる経験
  3. 自分がなりたいと思っている自分像につながる経験
  4. めったにないチャンスを得られる経験

→ときには寄付やチャリティーを。「自分は人に分け与えるほどお金があるのだ」と脳が錯覚し、ココロの余裕が生まれて幸福度を増す。

<人間関係>

・一番、幸福度に寄与しているのは人間関係。人との温かいつながりをどうつくり出すか。・豊かな人間関係を築けるかどうか、それは数ではなく、いろんなタイプ、多様性を含んだ友人関係

・誰からも好かれる人はオキシトシンが出まくりの人。なんかのCMでの「そこに愛はあるんかい?」は結構正しい。

→オキシトシンのホルモンを増やすには

  1. スキンシップ:「8秒ハグ」、「動物との戯れ」
  2. 心温まる映画を見る
    →ミラーニューロンの働きにより、視覚から入り込んだ情報を自分の体験のように認識する効果を。
  3. 一日一善ではなく、週一五善
    →一週間に1日だけ、集中的に、「親切デー」きめて、実行する

<男女関係>

・結婚とはスポーツである、努力する気がないなら結婚するな。(ある日寝て起きてみたら幸せになっていたなんてことはドラマの世界)

・パートナーシップの最大の敵は、慣れ。
慣れに抵抗していくためには、定期的に議題をもってミーティングをする

・パートナーが辛いときに寄り添うよりも、うれしい出来事があったときに最大限の喜びを表現しよう

・自分が「どんなときに」「何に対して」幸せになれるかを知っていることは相当なアドバンテージ。

・成功者と言われる人は、地位財(短期的な幸福感、お金、昇格、クルマの購入)と非地位財(家族、与える喜び)をうまく使い分けて目標を設定している。
→目標は持ち続けるよりも使い分ける。

・自分のなりたくない状態をまずは知る、、それを反転させた状況が、自分の幸せの状態

・得意なことは、世界で一番ではなく、高校クラスメイトを思い出し、クラスの中で一番を目指す。
・会社の仲間と、楽しい海外旅行に行く経験をさせる。

・夢や目標は、実現させることが幸せ効果を生むのではない。

自分が納得するものが設定できれば、単に持つだけでも、十分効果は得られる。
(そのプロセスはもっと効果を発揮するだろうが・・。)

・通勤時間が取られることは、幸福度に対してネガティブインパクト

・自分の仕事を幸福度の高い「コーリング」にするための3つの方法
  1. 仕事で関わる人の人の数を増やす
    意識的に仕事上でかかわる人の数の範囲を広げる
    Ex 他部署の人ともランチする、他企業にかかわるプロジェクトや講演会などに積極的になる
  2. 仕事の意味を拡大する
    だれの、どんな、未来をつくっている仕事なのかという点を考え直す。無理矢理にでも“ただの清掃なのか” or  “人類を月に届けるためのお手伝いなのか”
  3. 仕事に一手間の変化を加える
    今の自分の仕事にどんな変化を加えれば、人の役に立ち、価値が高まるのかを考えてみる
    Ex.病院の清掃員の壁にかけられた“絵の入れ替る”気遣い

<その他>
・メールの確認を1日3回までに制限すると、ストレスが低く、幸福度がたかくなった。
→加えて、集中力が途切れる、それを回復させるまで25分かかる

・この時間でどんなことができるんだろうか?、、お金をいくら生み出せるのだろうかではなく、なにが自分としてうみだせるのだろうかということを焦点におく。

日常を変えるのは、知識の数ではなく、できることの数ということを頭に叩き込んでおこう

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました