https://www.amazon.co.jp/dp/4478105057
■重要部分抜き出し
→・配送業のラストワンマイルという考え方とか、アメリカで最も服を売っているのがアマゾン
・なぜ、Amazonは、自ら物流網を抱えるのか?
-お客様への配送の時間を限りなく、小さくするため
-自ら、在庫と物流拠点を持つことで大量仕入れが可能となり、それが安さの源泉となる
-お客さんからの2つの注文を束ねて扱うことができる、配送料削減。
-そもそも、視点がお客様のため?ゾンの顧客は常に利用者である。アマゾンは自らの収益を拡大するためには、利用者の満足度を向上させなければならない。
-FBAは、商品の管理から注文処理、出荷、決済、配送、返品対応まで、すべてAmazonがまとめて代行してくれるサービス。
→自社で店舗がなくても/ECサイトを作らなくても、Amazonの倉庫にぜんぶ預けるだけで、自社製品を売ってくれる。
ただし、どの商品をどのくらいで売っているのか、売れ筋商品はなんのかということが、出品業者のデータから把握できる。Amazonはその商品を今度は直接仕入れ、直販で取り扱いをはじめる(かもしれない)
しかも、上記のプロセスを、人手を介してやるのではなく、すべて自動手配で可能なところが驚嘆。
・AWSについて
Amazonの場合は営業利益で見ると、小売業よりも、AWS(Amazon Web Services)の方が利益を出している。AWSは日本企業でも多く使われており、三菱UFJ銀行なども利用しており、本場アメリカでは、CIA(中央情報機関)が導入したことをきっかけに信頼性が増した。
その稼いだ営業利益の大部分を、投資に使っているという事
マーケットプレイスという出品システムがあるが、そこに出品している業者にお金を融資するシステムがアマゾンレンディング。
出品している企業のお金の流れから、事前に融資可能かの審査を行っており、普通では、かなりの時間をかかるところを短期にすばやく資金提供が可能となっている。(中小とってはありがたいこと?) もはや銀行業をやってるとも言える。
・日本での展開(楽天とAmazonではビジネスモデルが異なり、短期的には楽天がスケールしやすく、長期的にはAmazonがスケールする)
<楽天>
楽天の場合は、「楽天市場」の名前の通り、webサイトの1つの売り場(サイトページ)を枠売りしているイメージ。つまり、あくまでも収益源はお店側からの手数料であり、楽天での取扱高が拡大しても楽天への収益は大きくは伸びない。また配送や支払い等のやり取りも含め、基本的には顧客とお店が直接行うためのプラットフォームを楽天が提供しているので、値下げ等はお店側が自主的に行う
■楽天のビジネスモデル
■Amazonのビジネスモデル
もちろん配送や支払い管理等もお店側が行うため、初期において楽天の投資額は少なくて済む
1.アマゾンは、ロングテール概念で生活に関わる商品の圧倒的な品揃えと、安さ、早さで、ネット通販において他を圧倒する存在となった。 それは、物売るだけではなくエンタメ領域や、すぐに便利に届くという物流領域を組み合わせて(プライム会員のことね!)ライフスタイルに入る込むことでなかなか解約できない仕組みを作り上げた結果でもある
2. AWS(クラウドサービス)などで次々と世界の覇者となって営業利益を稼ぎ、最高の顧客サービスを実現するべく、新サービスとそれを実現するテクノロジーに、その豊富なキャッシュフローを惜しげもなく投資しているのも特徴。
3.かなりの部分で、本当の意味のデータ活用が巧妙に連鎖しお客さんの利便性に
役立っている。
アマゾンレンディング、アマゾンダッシュ、ADSRなど。。もはやアマゾンを抜きにして明日の産業を語ることはできないが、あくまで合理的企業。日本的な情緒的価値という対比で戦うことはできなくないと思う。
(参考URL)
https://www.grisoluto.com/entry/most-advanced-strategy-amazon
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