第28回読書会 楽園のカンヴァス 開催記録


第28回読書会議事メモ @宇都宮美術館
課題図書:楽園のカンヴァス
著者:原田マハ
参加者10名(内、新規の方4名)
(1)参加者の感想、ご意見
・恋愛小説か、美術ミステリーととらえるかは、人によって違うかも。私は、恋愛小説の中に、美術史を織り交ぜたようなイメージに感じた
アンリ・ルソーの絵に魅せられた人たちの時代を超えた恋の物語。
・背景や解説を調べた上で、美術館に行くのもよいけれど、今回の本を読んで、
新しい友達を探しにいくよう絵画に接しても楽しい。
・作者のアンリルソーへの愛情が行間に満ちているのを感じる。
それがおしつけがましくないところがなんとも心地よかった。
・ブルーピカソというそういう単語すらもしらない美術に疎い自分が、
読書会の課題図書という理由だけで読むにことに。
楽園のカンヴァスを通して、絵画に興味はなかったが、絵に対する見方や想い、背景などいろいろと想いを巡らすことができた。
・素人ながら作品がなんのために、どういう解釈があるかということを読み解くことも大切だけど、織絵が最後の講評の時に放った「この作品には、情熱がある、画家の情熱のすべてが、、たたそれだけです」
という言葉を聞けば、人がどう解釈しようとも、自分の感覚を大事にすることも、
ひとつの見方なのかもしれない。
・大事なのはパッション。。日本では口に出すのも恥ずかしいが、私はほんとそれだけがいいたい。
・どこからどこまでがフィクションなのかが、分からなくなるレベルによく調べられているし、、3つの時間軸が今後に織りなす物語だったのに
すっと頭に入ってくるすてきな読みやすい構成でした。
・「夢」の「差し出す手の方向の意味」を忘れずに。。
(なにかを指さしているのではなく、何かを握っていたいのではないかという説も)
(2)本の中で気になったところはどこか
p232 織絵の父は、動物園や植物園を、「美術館とは似て非なるところ」と表現した。
美術館とは、芸術家たちが表現し生み出してきた「奇跡」が集結する場所。動物園や植物園は、
太古の昔から芸術家たちが表現の対象として見つめ続けた動物や花々、この世界の奇跡があつまるところ。
P100 名作と巡り会った瞬間に、カチリとスイッチが入る人種。これがほしいというスイッチが。
p232 アートを理解する、ということは、この世界を理解するということ。
[まとめ]
美術ミステリーと言うことで、女性の割合が多い読書会でした。また、小さい頃から油絵をやっていた方も来られて
その絵の書いた時のこめた気持ちを聞きながら、改めて作中のアンリルソーをとらえ直すとまた、イメージが膨らんで新たな視点を持つことが出来ました。
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