データ分析 日帰りツアーアンケート分析進め方
(Excelピポットテーブルを使った分析結果)

今回は、ある旅行代理店での日帰りツアーアンケートの結果から、Excelでのピポットテーブルを駆使してデータ分析を進めていきます。

(Excelでの例題と解析結果もダウンロードできるようになっていますので、ピポットテーブルの使い方を確認しながらすすめると理解が良いかと思います。→Excelデータ)日帰りツアー_データ2

下記のデータは、ある旅行代理店での日帰りツアーアンケートの結果を示しています

1.このような日帰りツアーのレポートとアンケート結果より、
今後この内容からどのような企画をするべき検討材料にしたいと思っています。
あなたなら、どのように解析を進めていきますか?

2.考察や分析を深めていく中で、
他にどんなグラフやデータが欲しいと思いますか

3.外部情報を組み合わせて、さらに売り上げを増やすための施策を考える場合、どのようなアプローチをとりますか

まずはデータを用意しますので、皆さんなりに分析してみてください。

1.このデータからまずはどんなこと方針で、分析を進めるべきでしょうか。まずは一旦大まかにいくつかの断面を切り取ってデータをグラフ化していましょう。

今回のデータである、項目(メタデータ)は、日帰りツアーの“日にち”、“参加年代”、“コース名”、“満足度”、“参加形態”となっています。

なお、“参加形態”については、
1:一人参加 2:夫婦、カップル(異性)での参加 3:友人(同性)同士での参加
と、だれと参加したかということが表現されています

まずは、ざっくりと眺めて見るために
今回のデータは、4月-7月の期間ですので、“コース”毎でどのくらい参加回数があったのかを確認してみます。

Excelにてピポットテーブルを活用して分析をすすめます。


このグラフをみて、最初におもうところは、皆さんどうでしょうか

ディナー、夜景見学ツアー、工場夜景見学ツアーは、5月の参加回数が多いことに気づきますね。GWの影響があるのでしょうかね。

ホテルビュッフェツアー、及びランチクルーズは、6月、7月がすこし増えています。

つづいて、参加する年代ごとで見ていきましょう。

各年代ごとで区切りと、いろんな形状がでてきており、ちょっと見にくいですね。

もうすこし、わかりやすくするために、20代~40代をミドル、50代以上をシニアとして、ピポットテーブル上でグループ化して2グループでの比較をしてみましょう。

こうすると、かなり特徴が顕著にでますね。データ分析の基本は比較ですから、このように特徴がでることが望ましいですよね。

これを見ると、ディナクルーズ、工場夜景見学クルーズ、夜景見学ツアーが、ミドル層の参加が多く、逆に、ホテルビュッフェや、ランチクルーズは、シニア層の参加が多いことがわかりますよね。

年代ごとでは、わからなったことが、グループ化してミドル.シニアに分けたことによって夜のイベントごとは、シニア層には響かない、、。なんとなく言われれば思うことですが改めてこうやって解析することで確認することができました。

そうした文脈でデータを入れ替えてみてみると、なるほど分布もわかりますね。

ここで、一つの仮設として、シニア層には昼間の時間帯のツアーをアピールするべしということが言えそうです。

次に、この分類にて、各ツアーの満足度を確認してみましょう。

満足度でみると、同じお昼のツアーでも、ランチクルーズとホテルビュッフェツアーにかなり差がついているのがわかります。

今後、シニア層にリピートとしてもらうことが目標になるのであれば、ランチクルーズの企画を工夫して、どうやったら満足度あげられるのか?
ホテルブッフェツアーとなぜ満足度が違うのかを深堀りしていくとよいですね。

次に観点を変えて、“参加形態”ではどのような分析になるか見ていきましょう。

こちらもピポットテーブルで分析を進めてみます。

これは、各種ツアーによっての特徴がかなり出ている結果になっていると言えそうです。

工場見学(好奇心をくすぐる系)は“一人参加”が多い。ホテルビュッフェやランチクルーズなどは、カップルや友人同士が多勢参加する中で一人参加するにはなかなか敷居が高いでしょうから、回数が少ないのはうなづけます。

カップル・夫婦に、受けがいいのはディナクルーズと夜景見学ツアー。異性同士の場合は、昼より夜系のイベントのほうが刺さりそうですね。

年代別の比較から、シニア層には昼間の時間帯のツアーを、ミドル層には夜間帯のツアーをアピールするべしということが言え、更に、参加形態の比較からは、夜イベントは、カップル・夫婦などの異性同士参加者に人気ということ、
一方昼イベントは、友人等の同性同士に人気ということが言えるとなると、下記のような図で表現すると、少し無理があるかもしれませんが整理できるのではないでしょうか。

②考察や分析を深めていく中で、他にどんなグラフやデータが欲しいと思いますか

さて、みなさんはどのような考察をしたでしょうか。
さらにここから施策につなげていくには、他にどのようなデータがあれば良いと思いますか?

先の図で、年代(シニア層/ミドル層)、時間帯(夜/昼)によってイベント人気度の違いがある程度みることができました。

この中で、今後伸ばす領域を見極めるために各ツアーの単価と売上の割合がわかると、更にどこに注力すればよいのかがわかりそうですね。

例えば、シニア層、同性同士がよく参加しているホテルブッフェの単価が高いことがわかるとなれば、施策としては、同性同士がおしゃべりしやすく、シニア層な好みそうな和食中心のホテルブッフェの企画を立ててみるや宣伝・広告として、シニア層な好みそうな媒体に掲載するなどのアクションに繋げられると思います。

③外部情報を組み合わせて、さらに売り上げを増やすための施策を考える場合、どのようなアプローチをとりますか

ここからは外部(ネット上)においてあるデータを参考にして、話を進めます。

※参考情報 Cross marketing https://www.cross-m.co.jp/report/leisure/hr20190918/#

■日帰り旅を決めるときに参考にした情報源

日帰りツアーを決めるときに参考しているものは、

「旅⾏情報インターネットサイト」(23%)が最も⾼く、「家族・友⼈・知⼈の⼝コミ」(17%)、「テレビ」(16%)と続くようです。ただし、今回のシニア層だけをみると、「家族・友⼈・知⼈の⼝コミ」が一番になっていることが分かります。

シニア層には、前述のお昼系イベントに参加していただきながら更に満足度あげ、口コミで広げてもらうことが重要かいうことが大事なのでしょうね。

■日帰りツアーでの予算額

日帰りツアーをするにあっての予算額では、全体では「0円〜10,000円」(39%)が最も⾼いということで、この範囲で金額設定での企画が望ましいことはわかりました。
気づいた点としては、年代別で見たときに平均では、18歳~29歳の予算額が大きいのが目に止まりました。実際の実績額ではないので注意は必要ですが、新たな層の発掘というとではこのあたりの年齢層が好む夜系イベントを企画することは重要となるかもしれません。

まとめ

今回は、ある旅行代理店での日帰りツアーアンケートの結果から、Excelでのピポットテーブルを駆使して年齢別や参加形態別でのデータ分析を実施した上で、どのような特徴があるのか抽出してみました。その結果より、どんな年代のどの層に昼/夜イベントが響くのかという仮説が導くことができました。

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